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「白夜行」 著:東野圭吾

白夜行 白夜行

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お奨め度:★★★★★

1973年、質屋を経営している男・桐原洋介が、大阪の廃墟ビルで、殺された。

そして、被害者と関係があると思われた女性・西本文代の恋人が、事故で死んだ。

その後、西本文代もガス中毒で事故死する。

殺人事件の容疑者や関係者の死で、殺人事件は、ほぼ迷宮入りになりそうだった。

被害者の息子・桐原亮司と、西本文代の娘・西本雪穂は、事件当時、

小学生だったが、成長し、それぞれ、別の道を歩いていた。

しかし、彼らの周りでは、次々と不自然な事件が起き、

二人と関わる人間には、なぜか不幸な事が起きる事が多かった。。。。

東野圭吾さんの、最高傑作ではないかという評判のこの作品を、やっと読んだ。

少年・亮司と、美しい少女・雪穂の、事件後の20年に及ぶ物語が、

850ものページ数で書かれている。

読んでいる途中、ところどころにヒントがあり、この二人が、裏で接点があって、

これらの犯罪を犯しているんだろうな、という事を、読者が想像できるように

書かれているので、多分、「本当の犯人は誰か?!」という事が目的の作品では

ないんだろうなぁと、思って読み続けた。

(これで、犯人が違ったら、すっごい推理小説だなという期待もあったけど)

何件か起きる犯罪のそれぞれに、あ~なるほどね。よく考えたなぁ~。

というトリックがあって、自分の予想が当たったりすると、嬉しかったりして、

そういう楽しみもあり、読んでいて飽きなかった。

本当に隅々まで、つじつまがあっていて、気持ちいい。

この二人が主人公なのに、二人の視点や気持ちから話が書かれる事は無く、

二人をとりまく、いろんな人々の視点から書くという形で、

それが、「二人は、どんな気持ちで、なぜ、こんな冷酷な犯罪を犯し続けるのか?」

という読者の想像力をかきたてていて、さすがだなぁ~と思った。

 

 

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