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2009年9月

「顔に降りかかる雨」 著:桐野夏生

顔に降りかかる雨 顔に降りかかる雨

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お奨め度:★★☆☆☆

親友のノンフィクションライター耀子が、ある日突然、1億円を持って消えた。

主人公・ミロは、耀子に大金を預けた耀子の恋人・成瀬時男に、

ミロも共犯ではないかという疑いをかけられる。

成瀬のバックには、暴力団がついていた。1億円は暴力団から借りたお金だった。

「耀子は、そんな事をする人間じゃない。」

耀子を信じているミロは、成瀬と協力して、耀子を探し、消えた1億円の謎を

解明する。果たして、事件の真相は。。。。?

1993年度、江戸川乱歩賞受賞作。

前半から中盤にかけてのストーリー展開は、けっこう面白くて、

スイスイ読めた。

描写が気持ち悪くて、眉間にシワを寄せちゃう場面もあったけど。

でも、後半に、あばかれた事件の真相は、ちょっと無理があるような・・・。

事件物の作品だけど、愛だのなんだの、男女間の情のお話も含まれていて、

なんか、陳腐な2時間ドラマのような後味の方が強かった。

 

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「エンド・ゲーム -常野物語-」 著:恩田陸 

エンド・ゲーム エンド・ゲーム

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★★☆☆☆

「あれ」と呼んでいる謎の存在を「裏返す」か、「あれ」に「裏返される」か・・・。

主人公・時子は、「あれ」と闘い続けてきた。

さまざまな不思議な能力を持つ「常野一族」の血を受け継ぐ、父と母、その娘、時子。

父は遠い昔に失踪し、母は説明のできない眠りへと落ちて行った。

そして、時子は「洗濯屋」と呼ばれる男・火浦と出会い、

自分達家族の、忌わしい運命の秘密を、探して行く。

「光の帝国」、「蒲公英(たんぽぽ)草紙」に続く、常野物語シリーズ第3弾。

短編集だった「光の帝国」に登場した母娘の話を、長編として展開している。

一言で感想を述べるならば、「独りよがり的で、結局、よくわからなかった。」

というところ。

次から次と、空想の世界が展開され、私の中のイメージ作りとストーリーに対する

理解が、ついていけなかった。

私の理解力が足りないせいもあるが、作品中の説明不足も否めないと思う。

空想が先走っている感じ。

後半は、幾度と、どんでん返しを狙っている風でもあったけど、

さらに、訳がわからなくなって、私には苦痛だった。

 

 

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