「私たちが好きだったこと」 著:宮本輝
| 私たちが好きだったこと改版 |
お奨め度:★★★☆☆
工業デザイナーとして、いつか独立する事を目指す与志は、倍率76倍の
都心の高層マンションの公団住宅の抽選に、当たった。
そして、そのマンションで、なぜか、昆虫カメラマンの親友のロバと、
飲み屋で知り合った女の子達・愛子と曜子との、奇妙な4人暮らしが始まってしまった。
なんだかわからないうちに、一緒に暮らす事になった男女2組の恋愛物語。
宮本輝さんは、お名前は知っていたけれども、作品を読んだのは、初めて。
文章もセリフ回しも柔らかくて、すんなりスムーズに読めた。
与志君も、ロバ君も、こちらが心配になるくらい、いい人で、それぞれの彼女の為に、
借金が増えていくのに、暗いお話にはなっていない。
でも、自分が女だから、そういう感想になるのか、女性2人に関しては、
ずるい感じがして、あまり良い印象は持てなかった。
TVドラマか、映画にでもなりそうな話だなぁ、と思っていたら、
岸谷五郎さんの企画&主演で、とっくに映画になっていたらしい。
途中までは、いい感じで読んでいたけど、結末が、恋愛物にありがちな、
陳腐な感じで残念だった。
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